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Bloom Interview

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【事業内容と基本理念・ビジョンについて】社交ダンスを“論理のスポーツ”へ|DanceSport Heritage Japanが目指す新しい価値とは

2026年3月24日

社交ダンスは、単なる趣味や習い事にとどまらず、教育・スポーツ・文化を横断する可能性を持つ分野です。

その価値を「感性」だけでなく「論理」という視点から再定義し、競技・教育・社会へと広げているのが、一般社団法人DanceSport Heritage Japanです。

オリンピック承認団体CSIT(Confédération Sportive Internationale Travailliste et Amateur)のメンバー、IDSF(International DanceSport Federation)の日本支部として、競技会の運営や国際連携、教育プログラムの提供などを通じて、ダンスを“社会に機能する文化資産”へと進化させる取り組みを展開しています。

今回は、代表の北牧 雅文さんに、活動の背景や理念、そしてダンススポーツが持つ可能性についてお話を伺いました。

Q1. 現在の事業内容について教えてください。

私たちは、社交ダンスを「感性の習い事」から「論理のスポーツ・芸術」へと進化させることを目的に、多角的な事業を展開しています。

競技領域では、「スターカップ」「シラバスカップ」などの大会を主催・プロデュースし、文部科学大臣賞という公的評価軸を取り入れることで、競技の社会的価値を明確化しています。

指導の現場においては、機能解剖学やバイオメカニクスに基づき、「なぜその動きが必要なのか」を言語化するコーチングを提供しています。
従来の感覚に依存した指導とは異なり、再現性の高い成長を実現できる点が大きな特徴です。

また、国際スポーツ団体CSITの日本窓口として、世界との接続を担いながら、日本のダンススポーツの国際的な位置づけ向上にも取り組んでいます。

さらに、児童向けの舞踏会体験や企業研修を通じて、ダンスを非言語コミュニケーション教育として社会へ広げています。

Q2. その事業を通じて、社会にどのような価値を提供したいと考えていますか?

現代社会は、少子高齢化や世代間の分断、孤立の増加といった課題を抱えています。
私たちは、社交ダンスという文化を通じて、人と人との関係性を再び結び直す価値を提供したいと考えています。

社交ダンスは、3歳から99歳まで同じ空間で向き合い、触れ合い、関係を築くことができる稀有な文化です。
シニアにとっては健康寿命の延伸と社会参加の機会となり、子どもたちにとっては礼節や他者理解を育む教育の場となります。

また、長年「センス」という曖昧な基準に依存してきた業界に対し、「論理」という明確な指針を提示することで、努力が正当に評価される環境づくりにも貢献しています。

ダンスを通じて培われる自己認知や他者への敬意は、ビジネスや教育の現場にも応用可能な重要な力です。
私たちはダンスを単なる競技ではなく、「人間の質を高め、社会の関係性を再構築する文化資産」として社会に提供していきたいと考えています。

Q3. 団体として掲げている基本理念やビジョンについて教えてください。

私たちのビジョンは、
「L’innovazione è allineata al futuro. ― 革新は未来で整合する ―」です。

伝統を尊重しながらも、常に未来のスタンダードを創出し、その価値が社会の中で自然に機能していく状態を目指しています。

基本理念は、以下の三つです。

第一に「論理の追求」
感覚に頼るのではなく、物理的・解剖学的根拠に基づいた再現性のある指導と運営を行うこと。

第二に「価値の継承」
世界最高峰の技術と品格を、次世代へ正しく繋いでいくこと。

第三に「社会的自立」
社交ダンス業界が社会課題の解決に寄与する存在となることです。

Q4. その理念・ビジョンに込めた想いや背景について教えてください。

私自身、競技者として若い頃、「センスがない」と言われ続けてきました。

なぜできないのかが分からないまま努力を重ねる日々は、暗闇の中を手探りで進むような感覚でした。

しかし海外で学ぶ中で、身体の動きには必ず理由があるという確信に出会います。
イタリアで体系化された技術に触れたとき、それまでの感覚が論理として証明された瞬間の衝撃は、今でも鮮明に残っています。

その経験から、同じように迷う若い世代に対し、「確信を持って進める道」を残したいと強く思うようになりました。

曖昧な評価ではなく、誰もが理解できる基準を提示すること。
それが、私の活動の原点であり、この理念の背景にあります。

Q5. 事業内容と理念はどのように結びついていますか?

私たちのすべての事業は、「論理による革新」という軸で一貫しています。

レッスンでは、感覚と言語を結びつけることで、再現性のある成長を実現しています。
これは教育における不透明性という課題への具体的な解答です。

競技会運営では、文部科学大臣賞という社会的評価軸を取り入れることで、競技の価値を社会と接続し、透明性と信頼性を高めています。

また、企業研修や児童教育においては、ダンスの本質である非言語コミュニケーションを社会へ応用し、人材育成や組織課題の解決に寄与しています。

さらに、世代を超えた人々が交わる場を設計することで、孤立の解消やコミュニティの再生といった社会課題にも実践的に向き合っています。

私たちは、ダンスを通じて社会に機能する価値を生み出し続ける存在でありたいと考えています。
その積み重ねが未来のスタンダードとなることを信じ、日々の活動に取り組んでいます。

今回の取材相手

一般社団法人 DanceSport Heritage Japan
代表
北牧 雅文(キタマキ マサフミ)

競技者としての経験を経て、社交ダンスにおける「感覚依存の指導」に疑問を抱き、身体の動きを論理的に解明する指導体系を追求。海外での学びを通じて、機能解剖学やバイオメカニクスに基づいた技術体系に出会い、その可能性を日本へ導入。

現在は、競技会のプロデュースやコーチング、国際スポーツ団体との連携を通じて、ダンススポーツの社会的価値の向上に取り組む。
また、教育・企業研修などにも活動領域を広げ、ダンスを「人間の質を高める文化」として社会に実装することを目指している。

会社情報

会社名 一般社団法人 DanceSport Heritage Japan
住所〒561-0856
大阪府豊中市穂積1丁目3−1 2階
設立2023年4月18日
事業内容競技会プラットフォームの運営(「スターカップ」「シラバスカップ」等の主催、文部科学大臣賞授与対象大会のプロデュース)、
世界標準の技術体系「ダンススポーツテクニック」に基づくプロ・競技者向けコーチング、
国際スポーツ団体CSITの日本窓口としての国際連携、
児童教育および企業向け非言語コミュニケーション研修の提供。
公式サイトhttps://dancesport.asia

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