
「WEB広告とは?」と聞かれて、はっきり説明できる人は多くないかもしれません。
WEB広告は、テレビCMや新聞広告と違い「見せたい人を細かく指定できる広告」です。
WEBマーケティングについて学び始めた経営者や担当者にとって、まず理解すべき基本がWEB広告です。
本記事では、専門用語を使わずに、WEB広告の仕組みや導入に向いているケース・向いていないケースまでわかりやすく解説します。
WEB広告の仕組みとは

WEB広告とは、インターネット上の広告枠を購入することです。広告費を支払うことで、自社の商品やサービスを表示できます。
WEB広告にはさまざまな種類があります。代表的な広告とその特徴は以下の通りです。
| 広告の種類 | 特徴 | おもな課金方式 |
| 検索広告(リスティング広告) | 検索キーワードに連動し、クリックごとに費用が発生する | クリック課金 |
| SNS広告 | 興味関心に基づいて配信される | クリック課金、インプレッション課金、エンゲージメント課金 |
| ディスプレイ広告 | WEBサイトやアプリの広告枠に表示される | クリック課金、インプレッション課金 |
| 動画広告 | 動画視聴ごと、表示回数ごと、クリックごとに課金される | インプレッション課金、視聴課金など |
SNS広告と検索広告の違い

WEB広告の中でも、よく比較されるのがSNS広告と検索広告です。SNS広告は潜在層向け、検索広告は顕在層向けと言われます。
ここでは、その違いについてそれぞれの特徴とともに解説します。
SNS広告は「まだ知らない人」に見せる
SNS広告は、まだその商品やサービスを知らない潜在層にアピールするための広告です。ユーザーの興味・関心をもとに、InstagramやFacebookなどで表示されます。
関心のある分野ごとに、以下のようなSNS広告が表示されます。
| 関心事 | 広告例 |
| 経営に関心がある人 | 経営セミナーの案内会計ソフト人材採用サービス法人向け保険WEBマーケティング講座 |
| 副業に関心がある人 | 在宅ワーク講座動画編集スクール物販コンサルアフィリエイト教材 |
| 美容に関心がある人 | スキンケア商品エステサロン美容医療ダイエット商品 |
経営に関する広告が多く表示されている人は、SNSで経営関連の投稿をよく見ている、ビジネス系のアカウントをフォローしている、経営の動画を視聴している、などがあてはまるでしょう。
検索広告は「探している人」に出す
検索広告は「探している人」に表示されます。GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの、キーワード検索に連動するためです。
具体例は以下の通りです。
| 検索用語 | 表示される広告例 |
| WEB広告とは | 広告代理店や広告運用サービス |
| 税理士 ○○(地域名) | 地域の税理士事務所 |
| ホームページ 制作 費用 | 制作会社の案内 |
つまり、すでに探している人に直接アプローチできるのが検索広告です。今すぐ情報が欲しい人や、比較・検討している人に届きやすい特徴があります。
WEB広告が向いているケース

WEB広告が向いているのは、以下2つのケースです。
- すぐに結果がほしいとき
- 期間限定の商品やイベントを告知したいとき
- テストマーケティングをしたいとき
WEB広告は即効性があるため、新規開業やキャンペーンの実施、在庫処分など、今すぐ集客が必要な場合に有効です。SEOは成果が出るまで数ヶ月かかりますが、WEB広告は出稿すれば今日から表示されます。
展示会や新サービスの告知、セール情報など、期間が決まっている施策にもWEB広告は最適です。
また、少額で反応を確認できることから、市場調査にも活用できます。広告はデータが取れるため「どんな人がクリックしたか」「どの文章が反応されたか」など、商品やサービスの反応を見る実験にも使えます。
向いていないケース

状況によっては、WEB広告への出稿は優先度が低い場合もあります。おもなケースは以下の2つです。
- 予算がほとんどない
- 長期的にブランドを育てたい
WEB広告は少額から可能ですが、完全無料ではありません。検証にはある程度の予算が必要です。毎月数千円で大きな成果を出すのは難しいのが現実です。
また、ブランド構築には時間が必要です。コラム発信や取材記事、SNS運用など、積み重ねていく方法のほうが向いている場合もあります。
お金がほぼ出せない場合や、長期育成型なら広告は優先度が低いと言えるでしょう。
初心者が知っておくべき注意点

初心者が知っておくべき注意点は、大きくわけて3つです。
まず、ターゲット設定がすべてということを理解しておきましょう。誰に見せるかが最も重要です。年齢、住んでいる地域、興味関心などが曖昧だと、広告費は簡単に消えてしまいます。
また、広告の先が重要であることも覚えておきたいポイントです。広告は入口にすぎません。クリック後のページが弱いと、ページからの離脱や、購入されない・問い合わせが来ないという結果になります。
運用には改善も必要です。WEB広告は出して終わりではありません。数字を確認→改善→テストの繰り返しが必要です。
WEB広告を理解して、最適な選択をしよう
WEB広告の基本まとめ
- WEB広告は「ネット上の広告枠を購入する仕組み」
- 検索広告は顕在層向け
- SNS広告は潜在層向け
- 即効性はあるが、継続的改善が必要
- 予算が少なすぎる場合は慎重に検討
WEB広告とは、インターネット上の広告枠を購入し、狙った相手に情報を届ける仕組みです。SNS広告は潜在層に、検索広告は顕在層にアプローチできるなど、それぞれ特徴があります。
自社の目的や予算、目指す成果を整理したうえで、本当に必要かどうかを判断することが大切です。

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