
開店祝いや就任祝いなどで胡蝶蘭を受け取ったものの、「長持ちする置き場所はどこだろう」と迷う方も多いのではないでしょうか。
胡蝶蘭は、置く場所の明るさや温度、風通しによって、花もちや株の状態が変わります。美しい花を長く楽しむためには、胡蝶蘭に適した環境を選ぶことが大切です。
本記事では、胡蝶蘭に適した置き場所について、日当たりや温度、風通しの考え方、オフィス・店舗で飾る際の注意点、失敗を防ぐコツをわかりやすく解説します。
胡蝶蘭に適した置き場所とは

胡蝶蘭の置き場所は、「光」「温度」「風通し」の3つを満たす環境を選ぶことが大切です。直射日光を避けた明るい室内で、急激な温度変化が少なく、空気が適度に流れる場所を選びましょう。
・光
レースカーテンやブラインド越しに入るやわらかな明るさが目安です。強い日差しは葉焼けの原因となりますが、暗すぎる場所では生育に必要な光が不足する可能性があります。
・温度
一般的に、15~25℃程度が適しているとされています。特に冬の窓際や玄関は冷え込みやすいため、夜間の室温にも注意が必要です。
・風通し
胡蝶蘭は、空気がこもらない環境を好みます。ただし、エアコンや扇風機の風が直接当たると、花や葉が乾燥しやすくなります。強い風を避けながら、室内の空気が緩やかに流れる環境を整えましょう。
日当たり・明るさの考え方

自然界の胡蝶蘭は、樹木に着生し、木漏れ日のような光を受けて育つ植物です。そのため、強い直射日光を苦手とします。
胡蝶蘭の置き場所として室内を選ぶ場合は、レースカーテンやブラインド越しに入る程度の明るさが適しています。ただし、葉に日光が直接当たり続ける環境は好ましくありません。
特に夏の強い日差しや西日は、葉の一部が白っぽくなったり、茶色く変色したりする葉焼けの原因になります。窓から差し込む光が強い場合は、カーテンで光をやわらげるか、窓から少し離れた位置に移してください。
一方、暗すぎる場所では光が不足し、株が弱ったり、その後の生育に影響したりすることがあります。窓のない部屋や、日中も照明をほとんど使用しない場所は避け、日中にやわらかな自然光が入る場所を選びましょう。
エアコンや風の影響

胡蝶蘭の置き場所では、空気がこもらず、、室内の空気が緩やかに流れる環境が適切です。一方で、エアコンや扇風機などの強い風が直接当たり続ける環境は適していません。
エアコンの風が花や葉に直接当たると、水分が奪われやすくなります。その結果、花びらの縁が乾いたり、つぼみが開く前に落ちたりすることがあります。特に暖房を使用する時期は室内も乾燥しやすいため、風向きだけでなく、花や葉の状態にも注意しましょう。
エアコンの吹き出し口の前や真下は避け、胡蝶蘭に直接風が当たらない場所に置くことが基本です。風の当たり具合がわかりにくい場合は、鉢の近くに薄い紙やティッシュを置いて確認できます。常に大きく揺れる場合は、エアコンの風向きや鉢の位置を調整してください。
置き場所を変えることが難しい場合は、風向きを調整するほか、パーテーションなどで簡易的な風よけを設ける方法もあります。ただし、鉢の周囲を完全に囲わず、空気の流れを妨げないようにしましょう。
窓を開けて換気できない場合は、扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を循環させる方法があります。胡蝶蘭に直接風を当てるのではなく、壁や天井に向けて、部屋全体に穏やかな空気の流れをつくりましょう。
オフィス・店舗での置き場所

胡蝶蘭は、開業・開店祝いや移転祝い、就任祝いなど、ビジネスシーンで贈られることの多い花です。届いた直後は、来客や従業員の目に触れやすい場所に飾ることで、お祝いの華やかさを演出でき、贈り主への感謝も示しやすくなります。
お披露目の期間が終わった後は、光・温度・風通しに配慮した環境に移してもよいでしょう。
| ・オフィスの置き場所 エントランスや受付は来客の目に入りやすく、空間を華やかに見せられます。応接室も、取引先や来客を迎える場に上品で落ち着いた印象を添えられる場所です。 ・店舗の置き場所 入口やウィンドウディスプレイに飾ると、店内外から目に留まりやすく、店舗の印象づくりに役立ちます。ただし、強い日差しが当たる場所や、昼夜の温度差が大きい窓際は避けましょう。レジ付近やカウンター、待合スペースは、スタッフが花の状態を確認しやすく、日常的な管理と来店客へのお披露目を両立しやすい場所です。 |
置き場所を決める際は、人や荷物が頻繁に通る動線を避け、鉢を安定して置ける場所を選びます。
自動ドアの近くやガラス張りの場所では、冷気や熱気が直接当たっていないか、時間帯によって室温が大きく変わらないかも確認しましょう。
置き場所で失敗しないコツ

胡蝶蘭の置き場所を決める際は、その時点の環境だけでなく、一日の中で光や風、温度がどのように変化するかを確認することが大切です。朝は日陰でも、午後になると強い西日が差し込む場所があります。また、時間帯によってエアコンの風向きや室温が変わることもあります。
注意したいのが、夜間や休日の環境です。日中は空調が効いていても、夜になると窓際や入口付近が急に冷え込むことがあります。閉店後や休業日に空調が止まったときの室温も確認しておくと安心です。
特に冬は、必要に応じて夜間だけ室内側の暖かい場所へ移しましょう。
また、花や葉が壁・カーテン・家具などに触れ続けると傷みやすくなるため、周囲に適度なスペースを確保しましょう。鉢は倒れにくい安定した場所へ置くことも大切です。
まとめ
胡蝶蘭の置き場所を選ぶ際は、「光」「温度」「風通し」のバランスを考えることが大切です。直射日光やエアコンの直風を避け、急激な温度変化が少なく明るい室内に置きましょう。
オフィスや店舗では、届いた直後は受付や入口など、人目に触れやすい場所に飾るとよいでしょう。お披露目が落ち着いた後は、光・温度・風通しに配慮した場所へ移します。人や荷物が行き交う動線を避け、鉢を安定して置ける場所を選ぶことも大切です。
また、日中は問題のない場所でも、夜間や休日、季節の変化によって室温や日当たりが変わることがあります。一日の環境の変化も確認しながら、胡蝶蘭の生育に適した置き場所を選びましょう。

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