
お祝い事の定番として選ばれる胡蝶蘭の色にはそれぞれ意味があります。「幸福が飛んでくる」という素晴らしい花言葉を持ち、華やかで品格があるため、法人・個人問わず贈り物として高い人気を誇ります。
しかしいざ胡蝶蘭を贈ろうとしたとき、バリエーションや格式の高さから「どの色を選べばいいのか」「マナー違反にならないか」と迷ってしまう方も少なくありません。また初めて贈る方は相場や本数などに不安を感じることもあるでしょう。
この記事では、胡蝶蘭の「色」が持つ意味や印象を中心に、シーン別の選び方や、贈る側・受け取る側に配慮したポイントを詳しく解説します。
胡蝶蘭の主な色と意味は以下の通りです。
・白:清純・フォーマル(万能)
・ピンク:愛情・やさしさ
・黄色:商売繁盛・活気
・紫:高貴・長寿
・青:誠実・特別感
ここからは、胡蝶蘭の色別の意味を見ていきましょう。
白い胡蝶蘭が選ばれる理由

胡蝶蘭の最もポピュラーな色は「白」です。
白い胡蝶蘭には「清純」という花言葉があり、その汚れのない美しさと圧倒的な品格から、あらゆるシーンで選ばれる絶対的な定番カラーとなっています。
ビジネスシーンにおいては、取引先の就任祝い、開店祝い、移転祝いなど、フォーマルな場面でもっとも多く利用されます。白い胡蝶蘭は格式高く、どのようなオフィスや店舗に飾っても調和するため、マナー違反になる心配がありません。冠婚葬祭などの厳粛な場や、お悔やみの花としても用いられるなど、その汎用性の高さは群を抜いています。
初めて胡蝶蘭を贈る方で「失敗したくない」「相手にふさわしいか不安」と考えている場合は、白を選べば間違いないでしょう。
値段の相場や何本立てを選ぶべきか迷った際も、一般的な法人向けであれば3本立ての白(2万円〜3万円程度)がひとつの基準となります。白い胡蝶蘭は輪のサイズも大きく見栄えが良いため、受け取った側にもしっかりとお祝いの気持ちが伝わるでしょう。
ピンクの胡蝶蘭の意味と印象

白に次いで人気が高いのが、華やかで可愛らしい「ピンク」色の胡蝶蘭です。ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛しています」という、愛情深い花言葉が付けられています。
主に個人間のギフトや、女性向けの贈り物として人気です。母の日のプレゼントや知人の誕生日祝い、奥様やご家族への贈り物などに最適です。またご友人やご親族がカフェ、美容室、サロンなどをオープンする際の開店祝いとしても、店内の雰囲気を明るく華やかにしてくれるため大変喜ばれます。
ピンクは色の濃淡によっても印象が変わり、淡いピンクは優しく柔らかな雰囲気を、濃いピンクは情熱的でエレガントな印象を与えます。白の胡蝶蘭が多く並ぶような大きなお祝いの席では、ピンクの胡蝶蘭がひときわ目を引き、相手の記憶に残る素敵なプレゼントになるでしょう。親しい間柄であれば、相手の好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
黄色・その他の色が持つ意味

胡蝶蘭にはさまざまな色のバリエーションがあり、それぞれに魅力的な意味や印象が込められています。
まず「黄色」の胡蝶蘭は、明るく活発な印象を与えます。黄色は風水などでも「金運」や「商売繁盛」を連想させる縁起のいい色とされているため、企業の設立祝いや店舗の開店・リニューアル祝いにもおすすめ。活気をもたらしたい場への贈り物としてぴったりです。
「青」や「紫」の胡蝶蘭もあります。青い胡蝶蘭は「愛」「尊敬」という花言葉を持ち、希少性が高いため、特別感を演出したい場合に選ばれます。紫の胡蝶蘭は、古くから高貴な色とされていることから、長寿のお祝い(古希や喜寿など)に大変人気があります。色から受け取る印象と花言葉がマッチしているので、意味や想いが適切に伝わりやすいです。
さらに白い花びらの中心部分だけが赤い「赤リップ」と呼ばれる種類もあります。これは「紅白」を連想させるため非常に縁起が良く、就任祝いや長寿祝い、選挙の当選祝いなど、おめでたい席に好んで選ばれる華やかな色です。
法人・個人での色選びの考え方

胡蝶蘭の色を選ぶ際は、法人向けか個人向けかによって、基本的な考え方が異なります。
ビジネス利用の初心者が法人向けに贈る場合、もっとも重視すべきは「マナー」と「調和」です。取引先への贈り物であれば、無難かつフォーマルな「白」を基本としましょう。ビジネスシーンでは「立札の書き方」も重要ですので、手配の際に確認が必要です。
少し工夫を凝らしたい場合は、相手企業のコーポレートカラーに合わせて色を選ぶというテクニックもあります。ただし、赤一色の花は「赤字」や「火事」を連想させるため、開店・開業祝いでは避けるのが一般的なマナーです。
一方で個人ギフトとして贈る場合は、相手の好みや飾る空間の雰囲気を重視します。個人宅に贈る際、大きすぎる胡蝶蘭は置き場所に困らせてしまう可能性があるため、ミディ胡蝶蘭のピンクや黄色などを選ぶと喜ばれます。「枯れたら縁起が悪いのでは」と心配される方もいますが、胡蝶蘭は適切な環境なら数ヶ月咲き続けます。
そのほか法人向けのケースよりも、胡蝶蘭の色や胡蝶蘭の色別の意味にフォーカスされやすいのが特徴です。相手との関係性や、プレゼントしたその日の思い出など「ストーリー」を象徴する贈り物となります。
色で迷ったときの無難な選択

さまざまな胡蝶蘭の色と意味をご紹介してきましたが、「どうしても色が決められない」「相手の好みがわからない」と迷ってしまったときは、やはり「白」を選ぶのがもっとも無難で確実な選択です。
白はどのようなインテリアにも馴染み、どんな業種・職種の方へ贈っても決して失礼にあたりません。胡蝶蘭がたくさん届くような場面でも、白の胡蝶蘭は並んだ時の美しさを際立たせ、受け取った側も配置やレイアウトに困らないという大きなメリットがあります。
もし「白では少しフォーマルすぎる」「もう少しお祝いの華やかさを足したい」という場合は、「赤リップ(白赤)」を選ぶとよいでしょう。白の品格を保ちつつ、紅白の縁起のよさと適度な華やぎをプラスできます。
胡蝶蘭はその存在自体が特別なお祝いの証です。
ご自身の立場や相手との関係性、そしてお祝いのシーンに照らし合わせながら最適な色を選び、大切なお祝いの気持ちを届けてみてください。
まとめ
胡蝶蘭の色選びは、贈る相手との関係性やシーンに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。ビジネスなどフォーマルな場や迷ったときは、マナー違反にならない「白」がもっとも安心です。
胡蝶蘭の色にはそれぞれ意味があり、白は「フォーマル・万能」、ピンクは「愛情」、黄色は「商売繁盛」など、シーンによって選び分けることが大切です。
個人のお祝いにはピンクや黄色など、花言葉に思いを込めるのも素敵です。受け取る側の状況にも配慮し、心からの祝福が伝わる胡蝶蘭を贈りましょう。
胡蝶蘭は、色によって印象や意味が変わるからこそ、贈る相手やシーンに合わせて選ぶことで、より想いが伝わる贈り物になります。
だからこそ「何を贈るか」だけでなく、「どんな想いを込めるか」まで意識することが大切です。

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